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これは東京五輪だけでなく全ての業務に関わる問題

“お茶汲み”する職員に1日20万円…五輪費用3.6兆円オーバーの“裏側” 組織委元職員が告白【報道特集】


今回、東京五輪が焼き討ち処刑されているけれども、建築設計やIT分野、社会福祉分野、医療分野、各種システム分野において、発注する側がその仕組みを知っていなければ、業者の良い値になるのは当然と思え。と言う事案。
特に公務員は、数年おきに人事異動で人が変わるから、経験を積もうにも前例踏襲で終わってしまうのが多いんじゃないかと推察。(勿論、そうじゃない公務員もたくさんいらっしゃる。)
後任に任せば良いや。と言う感覚で仕事を引き継ぎ、先進的な取り組みになると全然知識がなく、覚えた頃に人が変わるから、受注側が一から教えることになる。
そして、新たな業務更改や新規発注をするための予算だけを確保するも、中身を全然分かっていないから関係受注元に頼るしかない。(これは公務員だけとは限らない。)


だって、自分達組織で出来ないんだもの。
張り子の虎みたいな感じ。
これは、公務員だけでなくどの民間業界も似たような感じ。
例えば見積もりを作らせるも、設計を精通していないから業者にRFP(Request for Proposal)を作らせている。(いわゆる丸投げ。)


「ええ!?」と思うが、だいたいそうである。
そして、費用を発注者側が計算をして最低受注金額を弾き出す。
当然作ったRFPの会社は基本入札できないから、黙ってみていることが多い。
そして、落札受注した会社がRFPを作成した会社に仕事を流す。
もしも、落札できなかった会社はRFPを作った会社と契約をする。
何でそんな事をするかと言っても、お尻(納品日)が決まっているからね。
だいたい短期間契約(長くて3年くらい)が多い。
土木工事関係はもっと長いですけどね。


こうして信用を重ね続けた結果、もう何もしなくてもRFPの会社がやってくれる。と思わせて(随意契約にして)おいて、気付いたらそのシステム業務全体を乗っ取られているわけ。
そして、良い値でやるしかない。
だって、発注側の担当者は骨抜きにされてしまってますからね。
ここで、システムでも建築設計でも精通している職員が数名配属されると、ガラッと変わるかもしれない。
けどそう言うのって、転職やら発注元の出向者らで来る人がいれば御の字で、叩き上げで配属されることは殆ど稀ですね。


だから、自分達が出来ない事を高額な受注契約で取るのはけしからん!とは大きな声で言えないから、世論に「こんなせこいことをやっているんですよぉ。」みたいな報道の仕方になるわけ。
なので、私はこの東京五輪の受託収賄の問題が出たとき、「日本のイベント会社も地に落ちたなぁ。」と冷ややかにしか見ていない。
マスゴミはこぞって、けしからん!報道をするけれど、発注者側も勉強不足なのだからどっちもどっちじゃん。としか私には見えない。
今のマスゴミも、殆ど外部に制作会社を投げていて、自主制作するのはせいぜいNHKくらい。
民間放送は、自前で出来るのは殆ど無いと思う。
アニメに至っては、放送時間枠をアニメ会社(正確には制作委員会と言う共同体)に買わせているんだからね。
楽な商売ですわ。


そして、自前で作ろうにもそう言うのは金にならないから、ボンクラ揃いしか集まらない。
更に悪い事に、「公金チューチュー」みたいに「自社金チューチュー」みたいにお尻が決まらない線表になっているから、なかなか新しいシステムや自前製作に作り替えることが出来ない。
例えばどの業界にも、ITシステム子会社があるんだけども、そう言うのって若手の方が凄く出来ているんだけど殆どブラック企業。
そこに親会社から出向できる管理職や役員には、2通りの性格ある。
1つは、他社で経験を積んでその成績結果で本社に戻して昇進するパターン。
もう1つは、たらい回しされるパターン。
そして、ITシステムに精通していないから、専門用語で説明されてもちんぷんかんぷんなので、殆どメクラ印が押されてシステム開発が破綻する。
ITシステム子会社でもたたき上げの管理職は、かなりやり手だけどだいたいは待遇の良い会社へ転職していく。


Win-Winの関係を保つためには、お互いに適度な緊張感を持って、それぞれの業務もシステム(ITだけじゃない)も知り尽くすこと。
そうすれば、ピンハネとか水増しとか収賄なんてことは起きないんじゃないかな?


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Posted by いぐぅ 18:00 | システム | comments (0) | trackback (0)
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